“男女格差”解消につながるか 米女子ツアー宮里&畑岡優勝大会が賞金増額
2020/06/19 14:30
米女子ツアー「ウォルマート NW アーカンソー選手権」(アーカンソー州ピナクルCC)は、8月28日から行われる2020年大会の賞金総額を30万ドル増の230万ドル(約2億4588万円)とすることを発表した。優勝賞金は4万5000ドル増の34万5000ドル(約3688万円)。
今季スケジュール中、メジャー大会を除いて3番目(タイ)の高額賞金大会となった。タイトルスポンサーのウォルマート幹部、ドナ・モリス氏は「(大会協賛の)P&Gとの協力で賞金を増額し、女性に(活躍の)機会をより多く創出するという責任を果たせることが誇らしい」とコメントした。
アーカンソー大出身で、07年の初回大会を含む2勝を挙げているステーシー・ルイスは「男女ゴルフの賞金額には明らかなギャップがある。ウォルマート、P&Gのようなパートナーの協力で、私たちはその差を埋められるし、スポーツにおける(男女)平等に関する重要性を示す手本になる」とサポートに感謝した。
同大会では12年に宮里藍が優勝、18年には畑岡奈紗が2位に6打差をつけて米ツアー初勝利を飾っている。
米ツアーの賞金総額は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン中断される以前の予定で、男子の19-20年シーズンは年間約400億円(49試合)。女子は20年に史上最高額を更新したが約82億円(33試合)だった。