米国女子ツアー

米女子ツアー “キャディなし”のプレーを許可

2020/05/21 19:15
米女子ツアーは7月下旬の再開を予定している(Gregory ShamusGetty Images)

米女子ツアー(LPGA)は7月に再開を予定している残りシーズンに関し、新型コロナウイルス感染拡大の防止策として選手が試合中にキャディをつけずにプレーすることを認めた。LPGAが20日までに行ったツアーメンバー向けのミーティングで通達した。

あくまで“オプション”として、それぞれの選手が判断する。ツアーが行動経路を関知しやすい、遠征をともにする帯同キャディではなく、それぞれの会場で普段親交のないハウスキャディなどを起用している選手の感染リスクを減らすための措置。クラブやボールが入ったバッグを選手自ら担ぐこと、手引き(手押し)カートの使用も許可した。ただし、キャディがいないことに伴う距離計測機の使用は認めない。

一部の帯同キャディからは選手からの“解雇”が進む恐れを懸念する声が出ているが、LPGAのメディア担当者は米ゴルフチャンネルに対し「私たちは大多数の選手がフルタイムの(帯同)キャディを起用することを期待している。決してキャディを排除するための長期計画の始まりではない」と話した。