オチョア、コースにもコンディションにも優勝への自信
―先週のサムソン・ワールド選手権では3位タイという記録でした。ロングス・ドラッグス・チャンレンジを控えて、今の心境をお聞かせ下さい。
ロレーナ・オチョア
「こんにちは。気分は良いです。このコースではここ数年良いプレーが続いているので。去年はプレーオフまで進んで優勝まであと一歩でした。去年はダメだったので、きっと今年は運も味方してくれることでしょう。昨日練習をして、今日はプロアマでプレーします。明日には最高の状態で臨めるでしょう」。
―去年はスーザン・ペターセンと熾烈な争いになりましたね。ペターセンやポーラ・クリーマーなど、他のトップ選手から刺激を受けることはありますか?
ロレーナ・オチョア
「もちろんです。その2人に限らず、ここには素晴らしい選手が揃っています。私としては、自分の目標だけに集中して、最高のプレーができるように頑張っています。誰がトップで週末を迎えるかなんてわかりませんからね。日曜日を優勝の狙える状況で迎える、それが私の目標です」。
―風が吹くとバックナインは一気に難易度が上がるようです。コースに関してお聞かせ下さい。
ロレーナ・オチョア
「とても良いコンディションだと思います。グリーンの起伏は激しいですが、それもみんな同じ状況なので。確かに風が強いとさらに難しくなりますね。ただここでの戦い方は知っていますし、準備もできています。ミスをした時にどれだけ辛抱強くプレーできるかでしょうね。賢いプレーを目指しますよ」。
―韓国人選手が増えていますが、全体として何か感じる特徴などはありますか?
ロレーナ・オチョア
「一つ私が残念だなと思うのは、みんな大学に行っていないことですかね。18歳でプロになるのが主流のようです。大学に行かないのは、大切な機会を逃しているように感じます。これはみんなに共通して言えますが、私は自分の経験から大学に行くのをオススメします。焦らずに、大学に行ってからプロになる道を歩んで欲しいですね」。
―アメリカのカレッジに行った選手は一人もいないんですよね。その理由は何か推測できますか?実際に聞いてみたことは?
ロレーナ・オチョア
「そうね、すでにプロとして成功している選手の道を辿っているからではないでしょうか。ただ18歳とか19歳という年齢で、お金を稼ぐことばかりを考えるのが正しいかはわかりません。大学に行ってからプロになる選手がこれから増えるといいのですが」。
―韓国選手ばかりで一緒になり、新しい文化を受け入れる必要があるなんて批判も出ていますが、これについてはどう思いますか?
ロレーナ・オチョア
「批判することではないと思います。私達にはとてもフレンドリーに接していますよ。夜の時間を一緒に過ごしているというだけだと思います。私だって自由な時間ができれば、ヒスパニックやラテン系の選手と一緒に過ごします。ごく自然なことではないでしょうか。英語も少しずつ話すようになっていますし、会えば”Hi”と声をかけてくれます。一緒に回れば一緒に楽しくプレーしますし、問題はないと思います」。