2019年 AIG全英女子オープン

渋野日向子は米ツアー参戦を見送る意向「日本でまだ下っ端」

2019/08/05 06:06
渋野日向子は日本での戦いを優先する意向を示した

◇海外女子メジャー◇AIG全英女子オープン 最終日(4日)◇ウォーバーンGC(イングランド)◇6585yd(パー72)

「AIG全英女子オープン」で日本勢として42年ぶりに女子メジャーを制覇した渋野日向子は、海外ツアーの出場資格を放棄する意向を示した。ノンメンバーとして臨んだ今大会の優勝で2020年までの米ツアー出場が可能になるが、現段階では条件であるメンバー登録を見送り、これまで通り国内ツアーを主戦場にする考えだ。

渋野は国内のレギュラーツアー参戦初年度の今年5月に「ワールドレディスサロンパスカップ」で初優勝。さらに7月に「資生堂アネッサレディス」で2勝目を挙げた。プロ3勝目が海外メジャーとなったが、試合後、「正直、海外への意欲はあまりあるわけではない」と明かした。

メンバー登録を済ませ、フル参戦ではなく日米両ツアーの掛け持ちも可能だが、「それもいまのところ考えていない。やっぱり日本でまだまだ“下っ端”で、日本で活躍したいと思っていた。まだ日本で活躍する必要があるし、もっとうまくなって自信を得たら、どうするかですけど…。英語も話せないし、移動もかなりストレスになると思う」と海外参戦には消極的。ただし、20年シーズンを迎える前に改めてメンバーに登録することもできる。

現在の日本勢の米女子ツアーメンバーは通算3勝を挙げている畑岡奈紗野村敏京のほか、上原彩子横峯さくら山口すず夏がいる。

2019年 AIG全英女子オープン