“LIV勢”除外でシード争いに影響は? 小平智も163位→155位に
◇米国男子◇ロケットモーゲージクラシック 事前(27日)◇デトロイトGCミシガン州)◇7370yd(パー72)
レギュラーシーズンも残り2試合となり、PGAツアーは26日にフェデックスカップポイントレースのリストを公表した。サウジアラビア政府系ファンドを背景にした新リーグ「LIV招待」参戦に伴って出場権停止の“追放”措置を受けた選手たちをランキングから除外したもの。
公式ページで毎週更新しているリストではダスティン・ジョンソンやパトリック・リードといったメンバーシップを返上した選手の名前が消えた一方、フィル・ミケルソンやブライソン・デシャンボーといった面々は残されたまま。今回公表されたリストからは、メンバーシップの返上に関わらず、「LIV招待」に出場した選手が一掃された。
プレーオフ進出、シード圏内に当たるランク125位以内からはテーラー・ゴーチ(20位)、マット・ジョーンズ(62位)、ハドソン・スワッフォード(63位)、マシュー・ウルフ(70位)、アブラム・アンセル(80位)、カルロス・オルティス(100位)、ブルックス・ケプカ(102位)、パット・ペレス(121位)が外れた。
これによってジェイソン・デイ(オーストラリア)やリッキー・ファウラーといった125位までのボーダーラインを下回っていた有力選手も圏内へ浮上する形に。「(準シード扱いの)150位と125位(のライン)は結構気にしてやっている。そこは頑張ってクリアしたい」と話す小平智も163位から155位とポジションを上げ、シード返り咲きをかけた2試合に臨むことになった。
ニュージャージー州トランプナショナルGCで29日(金)から行われる新リーグ第3戦にはヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ポール・ケーシー(イングランド)、ジェイソン・コクラック、チャールズ・ハウエルIIIが新たに出場することも決まっており、4人は今週のトーナメント終了後にアップデートされるリストから除外されるとみられる。