2018年 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

シニアツアーのエージシュートはどれくらい珍しい?

2018/11/02 21:30
最終18番。高橋勝成は2mを外して自身ツアー4度目のエージシュートを逃した

◇国内シニア◇富士フイルム選手権 2日目(2日)◇江戸崎カントリー倶楽部(茨城)◇6991yd(パー71)

68歳の高橋勝成が、最終18番(パー5)で残したピン奥2mのバーディパット。自身シニアツアー4回目のエージシュート(年齢以下のストローク数)をかけた1打は惜しくもカップを逸れて悔しがり、この日2アンダー「69」でホールアウトした。

報道陣はドキドキしながらバーディパットを見守ったのだが、アテストを終えた高橋の「いま知ったんだよ!もったいない!」の言葉に、ちょっぴり拍子抜け。「パー71だから、3つ(3アンダー)でいいんだよね」と苦笑いしていた。

レギュラーツアーでのエージシュート達成は、尾崎将司が2013年「つるやオープン」第1ラウンドで「62」(当時66歳)、17年「ホンマ・ツアーワールド・カップ」第2ラウンドで「70」(同70歳)を記録した2回だけで、その快挙が大きく報じられた。

50歳以上が出場するシニアツアーではどうだろうか?

資料を調べたところ、1988年のツアー制施行から31年間で9人(計24回)が達成した。今季はこれまで、77歳の謝敏男(台湾)が5月の「フーボン・ヨートク シニアカップ」第2ラウンドに「76」、最終ラウンドに「77」を記録した。17年も小川清二、海老原清治(2回)、高橋勝成の3人が達成した。

最多は青木功の9回となっている。(茨城県稲敷市/塚田達也)

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