とほほ…誤球トラブルで秋葉真一が上位争いから脱落
◇国内シニア◇富士フイルム選手権2日目◇ザ・カントリークラブジャパン(千葉)◇7174yd(パー72)
首位と1打差の2位から出た賞金ランキング6位の秋葉真一が1バーディ、2ボギー1トリプルボギーの「76」でプレーし、通算イーブンパーの19位に後退した。今年8月の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」に続く今季2勝目に向け、大会2日目を幸先良くスタートしたが、469ydの3番ホールでトラブルが待ち受けていた。
同組の真板潔がティショットを左に曲げた後、暫定球を放った。だが1球目は見つかり、ラフからの第2打をフェアウェイに戻して事なきを得た。一方、秋葉は残り200ydからUTで放った球がグリーンをとらえてチャンスにつけた…はずだった。
しかし結論から言うと、秋葉が打ったのは真板の暫定球で、そのことにグリーン上で気づいた。
秋葉は「自分のティショットの方が(真板の暫定球より)飛んでいないと思った」と勘違いし、ボールを間違えて打ったのだという。不運だったのはボールが同じメーカーで、両者とも同じ赤色でオウンネームが施されていたこと。さらに、刻印された数字も「4」(秋葉)と「41」(真板)と似ていて、見紛うには十分すぎる要素がそろっていた。「誤球」により、2罰打を科された。
秋葉は「スタート時に真板さんから『気をつけて』と念押しされたにも関わらず、パッと赤色(ネーム)が目に入って、瞬時に自分のボールと思い込んでしまった」と反省。「きちんと確認しなかった自分の責任です」と肩を落としながら、練習場へ向かった。
■ ゴルフ規則(抜粋)
【規則15 取り替えられた球;誤球】
プレーヤーはティーインググラウンドからプレーした球でホールアウトしなければならない。ただし、球が紛失したり、アウトオブバウンズとなった場合、球の取り替えが許されているかどうかにかかわらずプレーヤーが他の球に取り替えた場合は除く。
<15-3b誤球 ストロークプレー>
競技者が誤球に対して1回または複数回のストロークをした場合、競技者は2打の罰を受ける。競技者は、正球をプレーするか、規則に基づいて処置することによって、誤りを訂正しなければならない。