国内シニアツアー

ゴルフきょうは何の日<11月5日>

2020/11/05 07:37

2016年 49歳でプロ転向した田村尚之がツアー初勝利

田村尚之がシニアツアー初優勝。異色の経歴の持ち主は念願のタイトルに笑顔(※大会提供)

千葉のザ・カントリークラブ・ジャパンで行われた「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」で、田村尚之がシニアツアー初優勝を飾った。トップと6打差7位タイから出た最終日は「68」で回り、通算6アンダー。見事な逆転劇となった。

3歳でゴルフを始めた田村は「日本ミッドアマチュア選手権」2連覇、2007年「日本アマチュア選手権」準優勝とトップアマのサラリーマンゴルファーとして活躍した。49歳でプロ転向し、ツアー参戦3年目にして念願のプロ初タイトルを手にした。

大会の2週前には肋軟骨を骨折しており、復帰を目指す中での勝利に「まだ正直、実感がない。本当にうれしいです」と目を丸くした。当時56歳だった田村は「50歳を過ぎて新しいステージに立てたのは本当にうれしい。今はプロゴルファーの名刺、所属先の名刺と会社の名刺を持っています。普段も会社に行って、作業着を着てますよ」と誇らしげに語った。

同大会で首位からスタートしたプラヤド・マークセン(タイ)が最終日にスコアを落として勝利を逃したが、シーズン3試合を残して初の賞金王戴冠を決めた。