シニア開幕戦は入場無料で観客動員へ “ミッツポリス”で感染対策
2020/07/15 17:36
一般社団法人 国際スポーツ振興協会(ISPS)と日本プロゴルフ協会(PGA)は15日に都内で会見を開き、シニアツアーの開幕戦となる「ISPS HANDA コロナに喝!! シニアトーナメント」(7月30日~/静岡・朝霧カントリークラブ)、続く第2戦の「プロゴルファー誕生100周年記念 ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント」(8月21日~/群馬・赤城ゴルフ倶楽部)と2つの新規トーナメントの概要を発表した。
2日間競技となる7月の開幕戦はスーパーシニアも合わせて賞金総額3000万円、優勝賞金は500万円。8月の第2戦は3日間競技となり、こちらもスーパーシニアを含めて賞金総額5500万円、優勝賞金1000万円。開幕戦でPCR検査を実施することも明らかにした。
どちらの大会もギャラリーの観戦が可能で、入場無料。シニア開幕戦が、今季国内のゴルフツアートーナメントとしては初めて観客を動員した大会となる。フェイスシールド、マスク、ビニール手袋を1万セットほど用意し、ギャラリーに配布。三密発生を避けるため、小池百合子都知事のお面をつけた“ミッツポリス”がコース内を巡回して注意を促すとしている。
新型コロナウイルス感染拡大による相次ぐ大会の中止を受け、6月初旬にPGAの倉本昌弘会長に新規大会開催を申し出たというISPSの半田晴久会長は「ここにきてサッカー、野球と観客を入れて試合を開催している。ゴルフ界でもISPSが観客を入れた初めてのケースを開催し、完璧な対策を行うことで、次が続いていく」と期待を口にした。
半田会長は「会場で観戦者によるクラスターが発生したら、ISPSが責任を取ります」と話し、感染者の収入に応じた補償を行う案にも言及した。