金澤志奈は申ジエに自ら志願 パットを習い首位発進
◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 初日(17日)◇福岡カンツリー倶楽部和白コース(福岡県)◇6292yd(パー72)
ツアー初勝利を目指す23歳の金澤志奈が7バーディ、1ボギーでプレー。今季自身のベストスコア「66」をマークし、6アンダーとしてツアー初の単独首位発進を決めた。
インから出た14番で88ydから2mにつけて最初のバーディを奪った。17番でも4mのチャンスを決めると、15ydからチップインさせた後半3番まで5連続バーディを決めた。7番(パー3)でグリーンをオーバーし、この日唯一のボギーをたたいたが、「長いのもタッチがあっていたし、短いのもよく入ってくれた」と終始グリーン上での安定したプレーが光った。
今週に入り、「リズムがすごいと思う」という申ジエ(韓国)に、自ら志願してパッティングを習った。申からは「バックスイングが大きくて、インパクトで緩んでしまう癖がある」との指摘を受け、バックスイングを小さくし、リズムよく打つように変えた。さらに「方向性というかアライメントがあまり決まらなかったので、何か変化させたいと思った」と、今朝になってスタンスを以前の半分ほどに狭めたという。
4月の4日間大会「ヤマハレディースオープン葛城」では3日目を終えて2位につけたが、最終組から出た最終日に「78」をたたき14位で終えた。「技術面もそうなんですけど気持ちの面でもまだまだ」と、悔しさと同時に実力不足を痛感した。その後は「もっと練習しなきゃいけないな、という気持ちになった」とショット、アプローチ、パットとも練習量を増やした。
去年は5アンダー5位タイで3日間を終えた「いい印象がある」大会だ。「また最終日最終組で(ヤマハの)リベンジしたい」と、2日目に向けて意気込んだ。(福岡県福岡市/柴田雄平)