2019年 フジサンケイレディス

松田鈴英は「令和」に親近感 「自分の時代が来た」

2019/04/28 19:42
優勝者の申ジエ(右)の技術に松田鈴英も驚き

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 最終日(28日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6376yd(パー71)

初優勝を目指す21歳の松田鈴英(れい)が6バーディ、2ボギーの「67」でプレー。通算4アンダーで首位と4打差の11位と優勝カップには届かなかったが、「久々に60台も出て、最近では一番いいゴルフができた」と明るい表情で振り返った。

同組の申ジエ(韓国)が8アンダーと圧巻のゴルフを展開した。「ほんとにすごくて、どこからでもパーを拾ったり、バーディを獲ったり『すごい』の一言。メンタルも強いし、さすが世界一だなって圧倒されました」と舌を巻いた。特にショートゲームの技術には「そこ、そうやって打つんだって。自分も今後取り入れていきたい」と目を輝かせた。

2017年プロテストにトップ合格し、18年には36試合に出場し10度のトップ10入りを果たした。約6456万円を稼ぎ、賞金ランキング11位でシード権を獲得した。今季は開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で優勝争いを演じ5位で終えると、第3戦「Tポイント×ENEOS」では4位。優勝が期待される若手の一人となった。

5月1日に元号が「令和(れいわ)」にかわる。自身の名前と同じ「れい」という読みが入った新しい元号に、発表されたときは「びっくりした、自分の時代が来たなって思った」という。

次週は新規大会の「パナソニックオープンレディス」(千葉・浜野ゴルフクラブ)が開催される。令和第一号チャンピオンを目指し、さらにギアを上げる。(静岡県伊東市/柴田雄平)

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