2019年 フジサンケイレディス

花粉症から解放された三浦桃香「いっぱい酸素が吸えてうれしい」

2019/04/26 20:05
花粉症からも解放された三浦桃香。好位置で初日を終えた

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 初日(26日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6376yd(パー71)

初優勝を目指す20歳の三浦桃香が4バーディ、3ボギーの「70」でプレー。1アンダー14位で初日を終え「(ホールインワンを達成した笠)りつ子さんとのラウンドで、すごくいい流れで回ることができた」と振り返った。

2番をボギーとしたが、3番、4番(パー5)でともに1mにつけバーディを奪った。「登りの逆目がどうしても打てなくて」と18番で10mから3パットボギーを喫し、「雨、重い、目、傾斜、全部あってグリーンが難しいです」と課題を残したが、いい位置で2日目を迎える。

「ほんとのことを言うと、去年の夏ぐらいから手が動かなかった」とラウンド後は長くパターに苦しんだことを吐露した。クロスハンドやクローグリップなど様々な握りを試した。オフには1日に6時間をパター練習に費やした時もあったが、結果は出なかった。

「腰を痛めるだけで、やる意味がない」と開き直り、練習を控えたところ症状が治まったという。「たくさんやったからって治るものじゃなかった」と以降はドリルを考え、短い時間に集中して練習した。

今大会では日本で初めて、高精細な映像の4Kで生中継が行われている。「4Kテレビに映りたいです。会場に試合を見に来られない人たちに『最近ゴルフやってる?』って言われるし、テレビに出ないと私が出ていることも分からないので、もっと頑張ろうと思った」という。「ちょっといま肌荒れ中なのでよく寝ます」とあすの生中継にも万全を期す。

3月のシーズン開幕から花粉症に悩まされ、マスク着用でプレーしてきたが「今週ないんですよ!初めて(鼻の)両穴から呼吸をしながらラウンドできます。いっぱい酸素が吸えてうれしい」と満面の笑顔を見せた。(静岡県伊東市/柴田雄平)

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