2019年 スタジオアリス女子オープン

ハウスキャディもこなす研修生 古江彩佳は予選会で「64」

2019/04/11 18:05
古江彩佳は自宅から1時間かけて通う

◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン事前情報(11日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6316yd(パー72)

今週、国内女子ツアーではひとりのアマチュアに注目が集まる。今春から六甲国際ゴルフ倶楽部に研修生として所属する18歳の古江彩佳だ。

8日(月)の予選会を8バーディ、ノーボギーの「64」でプレーし、後続に5打差をつける8アンダーのトップで通過した。ジュニア時代に回ったことのあるコースで「ショットとパットが噛み合った」と2016年大会2日目に菊地絵理香がマークしたレコード「63」に迫り、同時に自己ベストスコアを2つ更新した。

3月に兵庫・滝川第二高を卒業し、大学に進学する道もあったが、コーチでもある父と相談。昨年10月の下部ツアー「京都レディースオープン」を首位と1打差の2位という好成績で終えたこともあり、プロ一本でいくことを決意した。

神戸市長田区の自宅から40分かけて通う六甲国際ゴルフ倶楽部ではキャディ業務もこなす。「(キャディの)忙しさがよく分かった。(ゴルフを)広い視野で見られるようになった」と新たな収穫もあった。

前週「オーガスタナショナル女子アマチュア」を3位で終えた安田祐香は、昨年夏の全国高校選手権では一丸となって団体優勝を果たした兵庫・滝川第二高の同級生だ。「3位はすごいことなので、頑張ってるなって」と友の活躍も刺激になった。頻繁に連絡を取り合うことはないが「おめでとうって伝えました」と笑顔。

高校卒業後、3試合目となる今大会。「順位は気にせずにプレーに集中したい。調子は悪くないので、1打1打集中してやれればいいかな」と冷静だ。目標は「予選通過」と謙虚だが、「同世代のなかで1番になりたい」と野心を覗かせる。秋のプロテストへ向け、意味のある週末にしたい。(兵庫県三木市/柴田雄平)

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