2019年 ヤマハレディース葛城

大山志保は短期集中ダイエットでリバウンド ゴルフは気長にコツコツと

2019/04/05 19:40
41歳・大山志保は首位と1打差の3位に浮上した

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 2日目(5日)◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(静岡県)◇6564yd(パー72)

41歳の大山志保がこの日ベストタイの「68」で回り、35位から通算1アンダーの3位に浮上した。昨年6月「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」以来のツアー通算19勝目へ向け、決勝ラウンドに臨む。

同じ「68」をマークした大出瑞月は午前組だ。風の強まった午後組で4バーディ、ボギーなしとした大山は「私、風が好きなんですよ。パンチショット(風に負けない低い弾道)を打てるから、向かい風でも番手を上げる必要もない」と自信の笑みをこぼす。メンタルの試されるコースで、「精神的にも良かった」と集中力を保った。

前週は地元宮崎県開催の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で予選落ち。それでも、「私の生命線のバックスイングの軌道で、これかもというものがあった」と好感触を得た。頸椎椎間板ヘルニアによる離脱から昨年5月に復帰して以降「フィーリングが良くない中で、だましながら」の状態だった。「40過ぎて(精神的に)これかと思うこともあるけど、下を向いて落ち込んでいたらダメ」と週末に4歳の姪っ子と遊ぶなどして切り替えた。

昨年は試合に出場できないストレスやケガによるトレーニング不足などで体重が増加。シーズンオフの2カ月間で9kgほどのダイエットに成功したそうで「誰も気づいてくれないけど…」と苦笑いした。しかし、「いまリバウンドしてきていて。もう間もなく戻りそう…」という。

首位と1打差ので迎える週末に向けて「自分の位置は把握できていると思う。まだまだ優勝目指しますと言えるレベルにはない」と慎重だ。「ゴルフもダイエットも一緒。わたしは短期間で集中するタイプなのですが、どちらも気長にコツコツやらないとダメ」と穏やかに話した。(静岡県袋井市/林洋平)

2019年 ヤマハレディース葛城