2018年 LPGA新人戦

下部賞金女王の河本結がつける“目標ノート”

2018/12/06 18:01
下部賞金女王の河本結が1アンダーで首位発進を決めた

◇国内女子◇LPGA新人戦 加賀電子カップ 初日(6日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6513yd(パー72)

今季下部のステップアップツアーで4勝を挙げ、同ツアーの賞金女王に輝いた河本結が5バーディ、4ボギーの「71」でプレー。1アンダーで原英莉花と並び、首位発進した。

“目標ノート”なるものを作り、課題を書き込んでいる。内容は毎月変えており、現在は「飛距離アップ・130yd以内のショットの精度・パッティングの安定・継続力」の4つを記載。それらを達成するために何をやるべきかを項目ごとに細かく記している。

この日は「130yd以内の練習」の成果が出た。ショートアイアンとウェッジが冴え、何度もピンの根元を刺した。雨の中での5バーディに「バーディが多いのは、自分のやるべきことができた結果」と満足げな表情を見せた。

前週にはレベルの高いプレーを盗もうと、男子ツアーの最終戦「ゴルフ日本シリーズ JTカップ」に足を運び、石川遼今平周吾らのプレーを観戦した。「ボールに対してダウンブローに入ってしまう」癖があったパッティングは、今季の平均パット数(1.7414)トップの鈴木愛から「ボールをしっかり芯でとらえて、転がりのいいボールを打つこと」とアドバイスをもらい、改善に励む。

新人戦は一生に一度しか出場できない“レア”な2日間だが、「ゴルフはすべてのショットが人生に1回。すべて違うし、1打1打集中してやるだけ」と心持ちはいつも通り。「あしたはビッグスコアが必要。優勝争いがしたい。勝つには流れや運も必要。それを自分に手繰り寄せるプレーができれば、勝てるんじゃないかなと信じています」と視線はまっすぐだ。(千葉県長南町/柴田雄平)

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