安田祐香 キャディバッグに入れるも「ほとんど使っていない」4W
◇国内女子◇富士通レディース◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675yd(パー72)
アマチュアの安田祐香(滝川第二高3年)は4Wをキャディバッグに入れている。用具提供を受ける住友ゴム工業のスリクソン Z F65 フェアウェイウッド。「ほかのアマチュアで4番を入れている人は見たことない」という1本で210ydを飛ばす。
メーカー担当者によれば「プロの多くは3番や5番のロフトを調整し飛距離をあわせる。4番と表記されるウッドを使う選手は多くないはず」という番手だ。ただ、安田が試合で使用する場面は極めて少ない。
パー5の2打目で「2オンを狙うことはほとんどない」と安田。そういった場面ではUTやアイアンを握ることが多い。「使うとしたら短いパー4のティショット。ただ最近はそこもドライバーを振っていった方がチャンスになるって思っている。ドライバーの次の番手がUTになるのは不安だから入れている感じ」と説明する。
初めてレギュラーツアーに出場した昨年7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」からクラブセッティングに変更はなく、それ以前は3Wと5Wを使用した。「200ydほどのパー3のときに5Wを使っていた。でもウッドはずっと苦手で。特に3Wは一番不得意だったから」と3Wと5Wにかえて、4Wと3UTを入れてツアーを戦う。
「数ydごとに刻めるように」とウェッジは3本(48、52、56度)入れ、アイアンは5番から投入する。アマチュア記録に並ぶ10試合連続予選通過を果たした安田は「メーカーさんに話を聞きながら、クラブは自分で決めている。一応いまのクラブはずっと変えていないです。最近は年下のジュニア選手に『4番入れているんですか?』とか『ウェッジは3本なんですね?』って聞かれるんです」。(千葉市緑区/林洋平)