2018年 日本女子オープン

史上2人目の3連覇へ 畑岡奈紗「調子と相談しながら」

2018/09/26 16:30
大会3連覇に挑む畑岡奈紗が練習ラウンドを行い最終調整した

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 事前(26日)◇千葉CC野田コース(千葉県)◇6677yd(パー72)

大会3連覇に挑む畑岡奈紗がイン9ホールの練習ラウンドを行い最終調整した。カリス・デイビッドソン(オーストラリア)、キム・ヘリム(韓国)らと時折談笑しながら、ラフやグリーンを念入りにチェックした。

2週前の「エビアン選手権」から調子を落とし「ショットが思うようにいっていない」とボールがつかまらずに右に行くことが多かった。それでも、「なんとなく原因はわかっている。今の調子と相談しながらやるしかない」と焦りはない。

千葉カントリークラブ野田コースはジュニア時代に何度も回っているコースだ。2013年「関東ジュニアゴルフ選手権女子(12歳~14歳の部)」決勝では、最終日にアウトコースでハーフベストの「31(パー36)」をマークした。国内メジャーのセッティングに「すごく狭く感じるし、距離もラフも長い。グリーンもアンジュレーションがあって、つける位置によっては難しい。優勝スコアは10アンダー行くか行かないか」と分析した。

6月「NW アーカンソー選手権」で米ツアー初優勝を飾ると7月の海外メジャー「KPMG女子PGA選手権」ではプレーオフ敗戦の2位タイで終えた。「調子が悪いなりに、グリーン周りのアプローチでパーを拾っていけるようになった」と米国でのショートゲームの成長に胸を張る。

畑岡が3連覇すれば、第1回大会(1968年)から4連覇した樋口久子以来になる。唯一海外メジャーでも優勝経験のある樋口について、畑岡は「どの試合に行っても歴代チャンピオンに名前がある。すごく偉大な人」と敬意を口にした。

あすからの予選ラウンドは、世界ランキング4位のユ・ソヨン(韓国)とアマチュアの安田祐香(滝川第二高)と同組でスタートする。「ソヨンは何度も回っているし、祐香ちゃんは初めてだから楽しみ」。ファンの期待にこたえるプレーを見せたい。(千葉県野田市/柴田雄平)

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