下部転戦でパットが…香妻琴乃「自信をつけて全米へ」
2018/05/24 18:35
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 事前(24日)◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6569yd(パー72)
海外メジャー初挑戦となる「全米女子オープン」(5月31日~、アラバマ州ショールクリークCC)を次週に控えた香妻琴乃が、今週の国内ツアーに主催者推薦で出場する。渡米前の課題にパットを挙げ「良くなってきたので、自信をつけて来週に臨みたい」と話し、この3日間で弾みをつけたい考えだ。
香妻は今月2日、茨城県の大利根カントリークラブで行われた最終予選会を4位で通過した。
予選会でも感じたパットの不調は、2014年以来となる下部ステップアップツアーへの出場が続いたことも影響したと分析。これまで5試合に臨んだが、レギュラーに比べて重く設定されたグリーンに対するうち「手元を使ってヘッドだけを動かすようになり、テークバックでヘッドがグラグラしていた」という。
「体幹や体全体を使って打てるようになり、ボールにしっかりヒットできるようになった」と、2週間前の「ほけんの窓口レディース」では今季ベストの24位タイでフィニッシュ。大舞台を前に、修正ポイントを見つけられたことは大きな収穫だった。
もちろん、今週の国内ツアーも大事な一戦だ。昨年末のQT失敗(104位)により今季はレギュラーツアーの出場権はなく、6月末のリランキング(獲得賞金により出場優先順位を並び替える制度)までに1円でも多く賞金を稼ぐ必要がある。今季4試合を終えた暫定のリランキングは45位(130万9333円)。安全圏にはさらなる加算が求められだけに「スッキリして渡米したい?そうですね」とうなずき、練習場へと足を運んだ。(兵庫県三木市/塚田達也)