2018年 ほけんの窓口レディース

黄金世代の1つ上 松田鈴英と初優勝の距離感は?

2018/05/11 19:20
1Wを握れないもどかしさの中、新たな発見もあったという松田鈴英

◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 初日(11日)◇福岡CC和白コース(福岡)◇6292ヤード(パー72)

今季国内ツアーをにぎわす黄金世代の1年先輩。昨年のプロテストでトップ合格を果たした20歳の松田鈴英(れい)が、3アンダー2位と好発進を決めた。

飛距離が武器の松田だが、今週の「和白」では1Wを握れるホールは限られている。きょうはわずかに2回だけ。我慢を強いられてストレスを感じるが、この日は5Wや4UTで14ホール中11回フェアウェイをキープ。「確実にフェアウェイに置いていれば、こうやってスコアも出るんだなと思いました」と初々しく微笑んだ。

すでに年下の新垣比菜勝みなみがツアー優勝を飾っている。この日、同組で回った上田桃子も「すごく良いショットを打っていた」と松田のプレーを称えたが、当の本人は「私はまだ(優勝は)無理」と照れ笑うばかり。「実力不足です。でも、比菜ちゃんの優勝とかは、すごく励みになっています」と続けた。

逆に「かっこよすぎて、見とれていた」という上田のプレーから、「ちょっと真似をしました」とパーパットの真剣さを盗み取ってにんまり。「苦手な印象のコースだったので、まさかこんな位置にいるとは思わなかった。あすもイーブンくらいで回れればいい」と、上出来の初日を素直に喜んだ。(福岡県福岡市/今岡涼太)

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