2017年 大王製紙エリエールレディス

愛きょうたっぷりの個性派プロ 鈴木麻綾が続ける秘密の特訓

2017/11/18 19:25
23歳が上位争い!トップ10圏内で最終日を迎える鈴木麻綾

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(18日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6550yd(パー72)

11位からスタートした鈴木麻綾(すずき・まあや)が5バーディ、1ボギーの「68」と伸ばし、通算9アンダーの9位タイに浮上した。推薦出場で得たチャンスに「レギュラー(ツアー)でこんな順位は初めて。気負いすぎないように自分のプレーをしたい」と、満面の笑みで最終日を見据えた。

3回目のプロテスト挑戦となった2015年に合格。主戦場とする下部ステップアップツアーでは、今年6月の「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」でプロ初優勝を挙げるなど賞金ランキング4位で終えた。今後は28日(火)に始まるファイナルQTに臨む予定だ。

明るい性格で趣味は「吉本新喜劇を見ること」。出身地の三重県松阪市でもテレビ放映されており、ツアー転戦する以前は欠かさず見ていたという。

愛きょうあるキャラクターそのままに、話す内容も大らかだ。昨年2月から「お母さんに“太りすぎ!”って言われて」と健康管理をサポートする企業を頼り、ダイエットのため定期的に施設へ通っている。朝から夕方までトレーニングやサウナで体を絞るが、「痩せるけど、フツーにすぐ増えちゃう」。松阪市といえば日本三大和牛に挙げられる松阪牛が有名だが、「食べますよ!でも、最近は胃がもたれるので赤身肉を食べています」と笑いを誘った。

かつてはヒップホップ系のダンスに興じていたとのことだが、「いまは20キロくらい増えたのでやってないです」とおどける23歳。包み隠さず自分を表現する個性派プロは、自身初のトップ10入りを狙う。(愛媛県松山市/塚田達也)

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