畑岡奈紗の勢い衰えず 今季3勝目に向けて首位発進
2017/10/19 18:19
◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 初日(19日)◇マスターズGC (兵庫)◇6507yd(パー72)
ぱらつく雨にも負けなかった。「日本女子オープン」連覇を含む今季2勝の畑岡奈紗は5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、3アンダーの首位で初日を終えた。
「ティショットがすごく安定していたが、もったいないボギーが2つあった。そこをパーで拾えたら満点でした」。ツアー11勝の上田桃子、同25勝の全美貞(韓国)と同組で、堂々としたプレーをみせつけた。前半12番(パー5)では、90ydから54度のウェッジで2.5mにつけてバーディ先行。14番(パー3)でも5Iで3mにつけてバーディを奪った。
気温は14度まで落ち込み、冷たい風も吹くラウンドで、大先輩との会話は大いに盛り上がった。「桃子さんが料理教室に通っているということだったので、私も行ってみたいなと。煮物とかを作ってみたい。味付けが大事だと思うので」。米国ツアーへの再挑戦を図っているだけに、日本ならではの味を覚えることに関心があるようだ。
「天気もどうなるかわからない。アプローチする部分は増えるし、うまく拾えるようにしたい」と、最後まで厳しい表情は変わらない。2週間前の「スタンレーレディス」は6位に終わり、ツアー記録の3週連続優勝は逃したが、今季3勝目に向けて視界は誰よりも良好だ。(兵庫県三木市/玉木充)