長期離脱から復帰 吉田弓美子が稼がなければいけない理由
2017/03/17 19:57
◇国内女子◇Tポイントレディス 初日(17日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6397yd(パー72)
昨年は体調不良を理由に8月から2試合の棄権、12試合を欠場した吉田弓美子が、5バーディ、1ボギーの4アンダー「68」をマーク。今季は開幕から2試合連続で予選落ちしていたが、今季初のアンダーパーで首位と3打差の3位タイ発進した。
昨季は中盤からの大半を棒に振ったこともあり、このオフは試合勘を取り戻すことがテーマの1つだった。例年と同じく合宿をともにした大江香織らと、ラウンドにゲームの要素を取り入れながら汗を流し、「今年もいいオフを過ごせたと思う」と振り返る。
開幕から2試合は、「試合勘が戻っていないと思いながら回っていた。徐々に戻せればいいな、という中での今週だったので、まずは良かったと思います」と、久しぶりの60台に安堵した。
「もともと春先は苦手」という理由の1つは、花粉の影響もある。この日も1日を通してマスクを装着し、頻繁にティッシュで鼻をかみながらのプレー。「まだ(賞金が)0円なのでティッシュ代を稼がないと。鼻に優しいティッシュは高いんですから!」。いつもどおりの陽気な声が、ようやくツアーに戻ってきた。(鹿児島県姶良市/塚田達也)