藍プロ初Vを目撃した大城さつき 地元大会にかける思い
2017/03/02 20:18
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 初日(2日)◇琉球GC(沖縄県)◇6617yd(パー72)
沖縄県出身の大城さつき(27)が4バーディ、1ボギーの「69」でプレーし、3アンダーで自身初の首位発進を決めた。「この大会は本当に勝ちたい」と強い思いを語った。
平均9.8m/秒の強風で、アンダーパーは108選手のうち4人だけ。「もちろん難しかったけど」としながら、比較的風の弱かった早朝の2組目のスタートに幸運を感じた。難しい傾斜の高麗グリーンを苦とせず、16番で8mをねじ込むなどスコアをまとめた。
憧れの宮里藍のプロ初優勝を見たのは、13年前のこの大会。小学3年生から2005年にアマチュアとして初出場するまで、大会のボランティアを務めた。「静かにしてくださーい、って言う係や、練習場での手伝いでした」と回想する。
当時は”藍ちゃんフィーバー”の真っ只中で、宮里は沖縄人の誇り。目撃した04年のプロ初優勝の記憶は鮮明で「(兄の)優作さんがキャディをやっていたんですよね?すごく印象に残っている」とした。
昨年末の最終予選会(ファイナルQT)で52位。今季の出場試合は制限されるが、下部ツアーに回るつもりはなく、「勝ってこれからも試合に出たい」と決意を語った。(沖縄県南城市/林洋平)