米ツアー進出の畑岡奈紗 日本で新人プロのセミナー受講
2016/12/14 12:08
来季米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗(ルネサンス高3年)が14日(水)、東京都内で行われた日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の新人プロ向けのセミナーに参加した。1泊2日の日程で講義を受けた。
通信制の高校に在学する畑岡にとって、“座学”は久しぶり。「初めて知ることが多くて、すごく勉強になった。『スポンサーさんがいてプレーできている』と講義で改めて教えてもらった。スポンサーさんには、感謝しきれない」と、さっそく吸収した様子。「英語(英会話)がまだまだですが、来年から米国ツアーでプロアマ戦に出られるようになったら、よく見てもらえるようにしたいです」と話した。
セミナーは1996年からLPGAが毎年実施。今年のプロテスト合格者、単年登録者らを含めて120人が参加した。「メディアから見たスーパースターの作り方」や「魅力的なプロゴルファーになるための演出術」、「前夜祭等のレセプションマナー」といった多様な講義が用意されている。
交通セミナーの講義もあり、運転免許を持っていない畑岡は「早く取得しなきゃ」と苦笑い。当面の間は米ツアー転戦中のドライバーを用意したというが、来年1月に18歳になるとあって、プロゴルファーとは別のライセンス取得が次の目標になるかもしれない。
忙しい17歳は、オフシーズンもゴルフ漬け。16日からは3日間、中嶋常幸の「ヒルズゴルフ・トミーアカデミー」の合宿に参加。年末はマレーシアで年越し合宿を行う。「トレーニングに力を入れて頑張りたい。来年は上位に入れるように」と意欲を口にした。(編集部・林洋平)