国内女子ツアー

畑岡奈紗が帰国 プロ初戦へ「プロらしいプレーを」

2016/10/26 16:10
米セカンドQTから帰国した畑岡奈紗。「安心しました」と笑顔を浮かべた

来季の米国女子ツアー出場権をかけたセカンドQT(10月20~23日)を19位で通過し、12月のファイナルQTに駒を進めた畑岡奈紗(ルネサンス高3年)が26日、帰国した成田空港で取材に応じた。

初日82位の出遅れから着々と順位を上げ、終わってみれば圏内の80位を大きく上回っての通過に「安心しました」と安堵の表情。大会後は開催地のフロリダ州でイルカ鑑賞を楽しみ、「あんなに近くで見たのは初めて。可愛かったです」と頬を緩ませた。

国内のプロデビュー戦については現時点で公式な発表はないが、2週間後の「伊藤園レディス」が濃厚だ。「プロらしいプレーを見せたい。プロとしての責任があると思うし、調子が良くても悪くてもいいプレーを見せられるようにしたい」と表情を引き締めた。

ファイナルQTは11月30日から12月4日までの5日間で行われ、米国フロリダ州のLPGAインターナショナルで開催。来季フル出場の資格を得るには、上位20位以上での通過が目安となる。一方で、「優勝者」として出場権を持つ国内ツアー最終戦「ツアー選手権リコーカップ」は11月24日開幕の4日間大会のため出場は難しそうだ。

気になる今後の使用クラブやウエア契約については「まだ話を聞いていない」とし、「ファイナルで20位以内に入れば、米ツアーの来年の開幕戦は1月からなので、それまでには決めたい」と述べるにとどめた。