2016年 マンシングレディース

残る距離を考えて 5Wで攻める服部真夕の試行錯誤

2016/09/17 19:33
アプローチイップスに悩む服部真夕。日々、試行錯誤を繰り返し攻め方を探る

◇国内女子◇マンシングウェアレディース東海クラシック 2日目(17日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6397yd(パー72)

賞金ランク62位に沈む通算5勝の服部真夕が8位につけた。試行錯誤を繰り返しながら、連日の60台となる「67」を出して通算8アンダーとした。16アンダーとなった首位の背中は遠いが「自分に出来ることをやるだけ」とキッパリ言った。

総飛距離が長くないコースで、服部は自分なりの攻め方を見出している。「残る距離を考えないと」と1Wを握る回数を減らしている。「私の場合は、このコースで1Wは飛びすぎちゃう」。3年前から悩むアプローチイップスが原因だ。

この日は1Wを使うのを5ホールだけに留めて、かわりに5Wでティショットを放った。この武器が、いまの服部を支えている。8月「ニトリレディス」から5Wのシャフトを「ATTAS PUNCH」に変更した。「これが良くて」と飛距離は5ydほどアップし、220ydは飛ぶ。「残る距離が丁度よくて」と少し誇らしげにほほ笑んだ。

今シーズンはアプローチでパターを使うなど日々、悩みながら最善策を探っている。「賞金ランクとかは、あんまり考えたりはしないです。1試合、1試合できることをやります」。その表情には真剣味が漂った。(愛知県美浜町/林洋平)

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