2016年 NEC軽井沢72

公傷明けの佐伯三貴は単独2位 今季フル参戦の条件クリア

2016/08/14 17:43
惜しくも3季ぶりの復活優勝は逃したが、その日は近いと予感させた佐伯三貴

国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」最終日。首位タイから出た佐伯三貴は、4バーディ、1ボギーの「69」と伸ばしながらも、優勝スコアに2打届かない通算11アンダーの2位で終えた。今年4月に右手のケガから約1年ふりにツアー復帰した31歳は「今週はナイスプレー。楽しかったし、悔いはありません」と、清々しい表情で敗戦を振り返った。

佐伯は昨年5月、右手関節炎などによりツアーを離脱。日本女子プロゴルフ協会の規定による「トーナメント特別保障制度」(公傷制度)の適用が認められ、今年4月の「フジサンケイレディス」で復帰した。

規定により佐伯に保障された今季の出場試合は、10月「マスターズGCレディース」までの25試合。以降の試合へ出場するには、昨季に7試合で稼いだ79万円と、今季の賞金額を合わせた獲得賞金が、昨季の賞金ランク50位以内(1791万6000円)を上回る必要があった。

今週その条件を満たすには単独3位以上の成績が必要だったが、704万円を加算。賞金額は1999万120円に達し、復帰から13試合目で早々とクリアした。「メッチャ嬉しいです。エリエール(11月17日開幕)まで出られるので頑張りたいですね」と満面の笑顔を見せた。(長野県軽井沢町/塚田達也)

2016年 NEC軽井沢72