2016年 ヨネックスレディス

見守るのはアモーレ 若林舞衣子が地元で逆転V狙う

2016/06/04 18:03
新婚の若林舞衣子が愛する夫の前でスコアを伸ばした

新潟県長岡市のヨネックスCCで行われている「ヨネックスレディス」2日目、若林舞衣子が5バーディ「67」でプレーし通算6アンダー3位につけた。首位とは5打差あるが「一番のイベント」という地元新潟の大会に鼻息は荒い。大声援に包まれる「新妻」が悲願のタイトルに向かう。

公私ともに好調だ。今年3月に入籍を発表。この日は、東京に住む夫が応援に来た。「わざわざ来てくれた。頑張りたいと思っていた」とノーボギーのラウンドを披露した。「タッチが合っていなかった」というパッティングは前日のプレー後の調整が奏功し、2番で8m、5番で7m、7番で5mを次々に決めた。

ツアーで全国を転戦する日々だが、妻としての仕事も怠らない。得意料理は肉じゃが。結婚前は「料理を作っても、次の日に出発するから残る」とコンビニで済ませることも多かった。夫は週末が休み。「食べてくれる人がいるので」と手料理を作り、試合に向かう。結婚後に「一度も喧嘩をしたことない」。アモーレという言葉こそ飛び出さなかったものの、この日の最高気温28度に負けないほどのアツアツぶりには、こちらがデレデレしそうだ。

「結婚したから(成績が)上がったと言われたら嬉しい。みんなも応援してくれる。可能性はあると思う」と、最終日の逆転をあきらめてはいない。(新潟県長岡市/林洋平)

2016年 ヨネックスレディス