国内女子ツアー

来年は真面目を卒業? 森田理香子「何でも楽しみたい」

2015/12/12 21:03
都内でトークイベントを行った森田理香子。ファンとの交流を楽しんだ

女子ゴルフの森田理香子は12日、東京都内で契約ウェアブランド「アンパスィ」のイベントに参加。1時間ほどトークショーやレッスン会を行い、会場に詰めかけたファンとの交流を楽しんだ。

2週間前に閉幕した今季は33試合に出場し、最高位は3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の2位。予選落ちは10回を数えた。3回のトップ3を記録したものの2011年以来となる年間未勝利に終わり、2年ぶりの女王奪還をかけたシーズンは賞金ランク20位で静かに幕を閉じた。

今季は、所属するリコー主催の最終戦(賞金ランク上位25位など)への出場も危うい位置で終盤戦を戦い「精神的にも、すごく大変な1年だった」と吐露。「でも、良い方向には進んでいると思う。来年はまた1番になることを目標に頑張りたい」と話し、本格的なオフシーズンを前に再起への思いを言葉にした。このオフは海外には出ず日本でトレーニングに励む予定で、全体的な底上げを図るという。

そんな思いつめた1年が、森田に心境の変化を生んだのか。「私はマジメ過ぎると言われているので、来年は何に関しても、ゴルフのことを忘れられるくらい楽しめたらいい」という。例えば、夕食を終えた後の仲間たちとのフリータイム。「今まではお誘いを受けても、ゴルフや試合のことを考えて自分の中でストップをかけていた。これからはガマンをせずに楽しめれば」。最近は「お酒がすごく楽しいんです」と、朗らかに笑顔を作った。

この日は午前中、名古屋で1度目のイベントをこなしてからの東京入り。熱烈なファンはそのまま新幹線で東京へ駆けつけていたという。「成績が悪くなると離れていくファンの方もいるけど、私は恵まれている。来年は良い成績を残せるように頑張りたい」と来季の活躍を誓っていた。(東京都新宿区/塚田達也)