休養宣言の諸見里しのぶ 笑顔でツアーからしばしの別れ
2015/11/20 18:57
諸見里しのぶの2015年シーズンは、「大王製紙エリエールレディスオープン」2日目で静かにその幕を下ろした。通算6オーバー、75位タイで予選落ち。だが、最後のアウト9ホールを3バーディ、ノーボギーで締め括り、「来てくれたファンの方に、ちょっとはバーディを見せられたのでよかった」と、笑顔を残した。
前週までの賞金ランキングは80位におり、来季のシード復帰はならなかった諸見里。年末のQTは受験せず、来年はアレルギー体質の改善、肋軟骨の痛み改善を優先させて、試合出場は少なくする方針だ。
「プレッシャーや不安はあるし、戸惑っている部分もある。でも、(3週間前「樋口久子 Pontaレディス」で)休養宣言をしてから多くの選手や関係者が心配してくれて、情報を教えてくれた。その中から、自分に合うものを試してみたい。そして、勝つ準備をしっかりしてから試合に戻ってきたい」とコメントした。
ツアー通算9勝の諸見里は、「10勝は絶対したいと思っている。それに、(歴代優勝者に出場権のある)日本女子プロゴルフ選手権だけは、60歳まで出たい(笑)」と、現役続行への強い意志を見せており、現時点では来年1年の休養ののち、ツアー復帰するプランを描いている。(福島県いわき市/今岡涼太)