ショートカットの若林舞衣子 「オバさんに負けるな」に奮起
2015/10/09 18:25
ポニーテールがトレードマークだった若林舞衣子が、ばっさり髪を切った。今週の月曜、20cmほど短くし、高校生以来というショートカットになった。
「後ろ髪を結べるようになったころから、伸ばそうか、切ろうか考えていた。理由は特にないけれど、切ったら気持ちがさっぱりした」。9日開幕した「スタンレーレディス」(静岡・東名CC)の初日を5バーディ、ノーボギーの「67」でプレーして好発進を決め、そう語った。
あえて理由を探すなら、昨年シード権を失ったこと。QT31位で今季の出場権を得た頃から「来年(今年)は大きく変わろう」と考えていて、髪を切ったのもその一環ではあるのだという。
2週前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では、同じ岡本綾子門下のベテラン表純子がツアー4勝目を挙げた。そのとき表の口から飛び出したのが「こんなオバさんに負けるなと言いたい」という若手の尻をたたく一言。若林は「そうだよな、と思った。2月の合宿で純子さんが昼寝している間、わたしめっちゃトレーニングがんばってたもんな」と、スイッチを入れ直した。
この日は前半3つ、後半2つのバーディを量産。「アイアンの距離感が良かった。ラフに入っても計算がうまくできた。いいスタートを切れた」と振り返った。今季の残る目標には優勝を掲げ、「今年はつかめそうでつかめていないが、きょうみたいなゴルフができれば、優勝できると思う」。シーズン終盤に向け、装いも新たにスパートをかけていく。(静岡県裾野市/片川望)