日本一決定戦のコース攻略に意欲 宮里藍は自身に期待
2015/09/30 18:37
国内女子メジャー今季第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」が、10月1日、石川県の片山津GCで開幕する。前週の「ミヤギテレビ杯-」に続き、2戦連続で国内女子ツアーにスポット参戦する宮里藍が、前日の指定練習日にイン9ホールをプレーし、入念なコースチェックを終えた。
同コースでプレーするのは、2008年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」以来7年ぶり。「要所要所は覚えているけど、結構難しかったんだなと思いながらプレーしていた」と7位で終えた当時を振り返った。
米女子ツアーで、今年から“コースセットアップ委員会”の委員を務めるなど、セッティングに目の肥えた宮里自身も「ここ2~3年の中ではやりすぎないフェアなセッティング」と評価。ショットのバリエーション、攻め方のイメージを掻き立てられたと言う。
前週はラフ警戒からアプローチのミスが目立ちボギーを連発。だが、今週は「だいぶ合ってきた」と自身への期待もある。距離が長いパー4(18ホール中400yd超は5ホール、最長は18番の423yd)は、フェアウェイキープがカギとなる。ティショットをラフに入れれば「グリーン近くまで運んで、ショートゲームがうまく打てるか」と、アプローチ勝負は避けられない。
今季ここまで出場した国内ツアーは3戦すべてで予選落ちを喫しているが、日本一決定戦の舞台で、気持ち新たに臨む今週。そもそも本人の中では国内ツアーの3戦というフィルターもないようだ。「(スポット参戦している)3試合だけ切り取られると“結果”だけが注目される。米ツアーも含めて前後の流れもある。毎試合、自分のやるべきことに集中しているので、今週もその中のひとつとしてやるだけ」。気持ちはいつも前向きだ。(石川県加賀市/糸井順子)