2015年 NEC軽井沢72

原江里菜は勝利の余裕 力抜き自身のビッグイベントへ

2015/08/13 17:37
ホステスプロとして大会を迎える原江里菜

NECに所属する原江里菜にとって、長野県にある軽井沢72G北Cで今週行われる国内女子ツアー「NEC軽井沢72」は、1年1度のビッグイベント。2週間前に7年ぶりのツアー優勝を飾ったとあって、原への注目度は高まっている。

「今までは“できなくて仕方ない”だった。今年は“できて当たり前”じゃないけど、違う気持ちで見てもらえると思う。少しでも期待に応えられるようなプレーをしたい」。

2008年の今大会でツアー初優勝を飾ったが、以後は出場6回で予選落ちが2回。トップ10フィニッシュは、昨年の6位タイの1回だけという不甲斐ない成績しか残せていない。「いつもより少し気が楽」。優勝を経て迎えた今週は、ホステスプロとして背負う重圧の一部は、すでに前払いしてきたという感覚か。

この日のプロアマ戦は、「手応えはまったくないけど、スコアメークはできていた」という状態。大きなミスがなく、フィーリングは悪くとも球筋は及第点。パットの感触は良く「スコアメークするには、そんなに問題ない」とあっけらかん。力の抜け加減に、勝利の余裕が感じられた。

今大会では、NEC所属時代の福嶋晃子が4勝(1996、2002、03、07年)という輝かしい金字塔を打ち立てている。「あっこさんがしっかり結果を残しているので、私もそうしたいという願いはあります」。いざ、3勝目へ。原にとっての大舞台が幕を開ける。(長野県軽井沢町/今岡涼太)

2015年 NEC軽井沢72