2015年 センチュリー21レディス

イーグル奪取の新垣比菜 2週連続でローアマ獲得

2015/07/26 17:59
新垣比菜はプロの試合で初のイーグルを記録し、2週連続でローアマチュアに輝いた

国内女子ツアー「センチュリー21レディス」の最終日、アマチュアの新垣比菜(沖縄・興南高2年)が通算10アンダーの6位でフィニッシュし、前週の「サマンサタバサ・レディース」に続き、2週連続でローアマチュアに輝いた。2週連続での受賞は、1988年のツアー施行後では、昨年の「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」「リゾートトラストレディス」で獲得した堀琴音に続く2例目だ。

いずれも「日本女子アマ」を制した勝みなみ(鹿児島高2年)、蛭田みな美(福島・学校法人石川高3年)らも加わり、し烈なローアマ争いが繰り広げられたこの日。

新垣は前半を3バーディ1ボギーで折り返すと、終盤に入った16番(パー5)で残り230ydの第2打を3Wで放ち、ピンそば2mに寄せる会心のショットを披露した。「入ればいいなと思って打った」というパットはカップに吸い込まれ、プロの試合で初めてイーグルを奪った。

ホールアウト後「2週連続のトップ10フィニッシュとベストアマ獲得は本当にうれしい。つぎは5位、3位にも入ってみたい」と目を輝かせ、あどけない笑顔を見せた。

得意クラブはドライバーという新垣。昨年の冬から、飛距離アップに取り組んできた。日々の練習に計測器を持ち込むなど、ヘッドスピードを確認しながらスイングすることで、数字を意識。そうすることで、自分の身体の状態まで把握できるようになったという。「パー5ではセカンドでグリーンを狙うときのウッドの使い方がうまくなった」と語るとおり、早速実戦で生かした。

勝は通算9アンダーの8位に続き、トップ10にアマチュア選手2人が入る躍動を見せる大会となった。(静岡県伊豆の国市/糸井順子)

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