2015年 センチュリー21レディス

2人のミナミにヒナ1人 旋風再来?アマチュア勢が好発進

2015/07/24 18:42
「運が良かった」。2014年「日本女子アマ」を制した蛭田みな美らアマチュアが躍動

アマチュア旋風の再来か!?静岡県で開催されている「センチュリー21レディス」初日、アマチュア勢3選手がトップ10の好位置につけた。

8アンダーで首位に立つアン・ソンジュ(韓国)から3打差で、アマ最上位につけるのは2014年の「日本女子アマ」を制した蛭田みな美(18=福島・学校法人石川高3年)だ。

1イーグル4バーディ1ボギーの「67」をマークして、5アンダーの4位。前々日、前日と、全国高校ゴルフ選手権の団体の部、東北予選(宮城県松島町)に出場していたこともあって「試合から、良い流れで来たのが良かった」と、試合勘をキープして、好成績につなげた。

さらに1打差の4アンダー8位で、今年の「日本女子アマ」を制した勝みなみ(17=鹿児島高2年)と、前週の「サマンサタバサ・レディース」でベストアマを獲得した新垣比菜(16=沖縄・興南高2年)の2選手が続く。

勝は2番のボギーの後、3番で約4mのパーパットを残すピンチをしのいで、中盤以降に5つのバーディを奪う流れを作った。ナショナルチームのヘッドコーチであるガレス・ジョーンズ氏からアプローチを指南されたという勝は、8ydのチップインを2度決めるなど「女子アマ優勝を引き寄せたのもアプローチ」と自信を見せる小技が光った。

新垣は23日(木)、滋賀県甲賀市の滋賀GCで行われていた「日本女子オープン予選会」に出場し、堂々の2位で本選出場権をつかんだ。「きのうの好成績で気持ち良く試合に入れた。自分の出せる力を出し切ってベストアマを獲れたらいい」。約6時間の移動の車中で睡眠を取るハードスケジュールをこなしての好発進。この日奪ったバーディはすべて、ピン3mに寄せるショットで作ったチャンスを確実にとらえた。(静岡県伊豆の国市/糸井順子)

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