2015年 ワールドレディスサロンパスカップ

3試合ぶりの復帰戦 手負いの上田桃子が5位発進

2015/05/07 19:04
右足親指負傷により3試合ぶりの復帰戦。手負いの上田桃子が5位の好スタートを切った

例年よりも軟らかなグリーンと、風も穏やかなコンディションが上位のスコアを押し上げた「ワールドレディスサロンパスカップ」初日。2週間前の「フジサンケイレディス」開幕前に右足親指の爪を負傷してから3試合ぶりの復帰戦となる上田桃子が、5バーディ、2ボギー「69」でプレー。首位と4打差の3アンダー5位につけ、悲願のメジャー初タイトルへ順調なスタートを切った。

爪が半分ほど剥離しているという右足親指はいまだ完治せず、テーピングでガッチリと固めてのラウンド。インパクトで大きな負荷がかかる箇所だけに、「途中の(前半)17番くらいから、足の踏ん張りがきかなくなった」と、痛みは徐々に上田の自由を奪っていった。

痛みに耐えながらも「ゴルフの調子は全体的に平均して良かった」とショット、パットともに及第点の内容。「粘りがなくなり下半身が止まっていた」とショットの精度が落ちた後半は、2番と6番のパー3で“寄せワン”からパーを死守し、ショートゲームでパーを拾う粘りも光った。

「2週間空いていたことと、足の状態を考えれば、自分の中で合格点です」とうなずいた上田。「喉から手が出るほどほしい」というメジャータイトルに向け、開幕前に心の多くを占めていた不安を一掃できたことが、何よりの収穫だ。(茨城県つくばみらい市/塚田達也)

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