2014年 LPGAツアー選手権リコーカップ

アマ初出場に「信じられない」 勝みなみが最終戦へ意気込み

2014/11/26 19:21
疲労はピークに達しているが、笑顔で大舞台での健闘を誓った勝みなみ

国内女子ツアー最後を彩るメジャー戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」。当該年度の優勝者、賞金ランク上位25人など限られた選手のみが名前を刻むエリートフィールドに、勝みなみがアマチュアとして大会史上初の出場を果たす。

勝は、4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」をツアー史上最年少(15歳293日)で制して出場権を獲得。「自分でいいのかなと思うし、信じられないです」と、16歳は昂ぶりを抑えるように、素直な気持ちを口にした。

開幕前日の練習日は、イン9ホールをラウンドして最後の調整を終えたが、プレー中は右足をかばうような仕草も見られた。ホールアウト後は、右ヒザを手で押さえながら「何年もの疲労が溜まり、痛みが酷くなった」と表情をゆがめ、今は右足太もも外側の筋肉をほぐすケアが欠かせないという。しかし、今週を心待ちにしてきた思いが勝の背中を押している。「明日から楽しみです」と、いつもと変わらない笑顔を作った。

今年7月には、今週と同じ宮崎CCで行われた「全国高校ゴルフ選手権 九州大会」で優勝。宮崎県での試合は「小5くらいから負けたことがない」と、好相性を自認している地でもある。地元の鹿児島からも、たくさんの応援団が駆けつける予定。「自分の持ち味、攻めるプレーをして楽しくラウンドしたい」と、憧れの大舞台で等身大のプレーを誓った。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

2014年 LPGAツアー選手権リコーカップ