2014年 伊藤園レディス

横峯さくら 単独9位以上で生涯獲得賞金10億円突破へ

2014/11/13 18:12
横峯に残された試合はあと2つ。生涯獲得賞金10億円突破なるか

千葉県のグレートアイランド倶楽部で14日(金)に開幕する「伊藤園レディス」前日はプロアマトーナメントが行われ、昨年覇者の横峯さくらが最後の調整を終えた。前週行われた日本開催の米国女子ツアー「ミズノクラシック」で4位の成績を残し、2009年、13年と2度の制覇を飾った好相性の舞台に臨む。

昨年大会は賞金ランク2位で迎え、優勝により首位の森田理香子を逆転。一時的に賞金ランクトップに立った。今シーズンも残すところ3試合となったが、現在の賞金ランクは獲得賞金39,004,828円で21位と、過熱する女王争いからは一歩退いた状況だ。

この賞金レースをよそに、横峯には大記録がかかっている。今週を単独9位以上で終えると、不動裕理に次いでツアー史上2人目となる生涯獲得賞金10億円を突破。28歳と338日での到達となれば、不動(31歳273日)を抜いて最年少となる。

先日、来季米国女子ツアーへの挑戦を表明した横峯は、12月3日(水)から7日(日)にフロリダ州で行われる最終QT(ステージ3)に出場予定。そのため、前週に開催される国内女子ツアー最終戦の「LPGAツアー選手権リコーカップ」には出場せず、今季は残り2試合を残すのみとなった。

昨季は4勝も、今季は未勝利のままシーズンも大詰め。しかし、「優勝への強い気持ちはある。(追い込まれた方が)気持ちが引き締まるし、プレッシャーがかかっても耐えられる」と、言葉は力強い。「初日に出遅れなければチャンスはある。明日(初日)が大事」とのプラン通り、ロケットスタートでラストスパートをかける。(千葉県長南町/糸井順子)

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