女子アマ準V 「自分らしく」キラキラ光る?佐藤耀穂が4位に浮上
2014/10/11 18:45
国内女子ツアーは今週もアマチュアの活躍が目立っている。「スタンレーレディス」の2日目、21位タイから出たアマチュアの18歳、佐藤耀穂(あきほ)が、5バーディノーボギーの「67」でまわり、通算7アンダーの4位タイに浮上した。
佐藤は埼玉栄高の3年生。身長は170cmあり、平均飛距離も260ydで、屈指のロングヒッターである先輩・渡邉彩香を目標としているとか。「似ていると言われるとうれしい」と佐藤。今年6月の「日本女子アマチュアゴルフ選手権」では決勝で蛭田みな美(学法石川高2年)に敗れはしたが、堂々の準優勝。前週の「日本女子オープン」では予選通過を果たし、58位で戦いを終えた。
この2日目を午前9時40分、アウトコースからティオフした佐藤は3番(パー5)で3m、5番では4mを沈めてスコアを伸ばした。続く6番(パー3)ではティショットを左に曲げ、アプローチショットもミスし、3mのパーパットを残したが「メジャーはグリーンスピードが早いセッティングだったので、今週は自信を持って打てている」と、フックラインを読み切ってパーセーブ、難なくピンチを凌いだ。
後半も13番、17番でピンに絡めるショットでピン2mにつけるなど、チャンスを確実に沈めて上位争いに名を連ねた。「良きライバルがいっぱいいるので、皆で頑張りたいという気持ちはある」。プロのトーナメントで堂々としたプレーする佐藤を掻き立てるのは、シーズン序盤からトーナメントを賑わせるアマチュアの同士たちの活躍だ。
「でもゴルフは自分ひとりでプレーするものなので、まわりを気にせず“自分らしい”プレーがしたい」。名前に込められた両親からの“いつか耀(かがや)いて欲しい”という想いを背に、その存在感をしっかりと印象づけている。(静岡県裾野市/糸井順子)