2014年 ニトリレディス

右肩痛に苦しむ横峯さくらが海外メジャーへ

2014/09/01 13:24
痛み止めをのんでプレーした横峯さくら。ほとんど経験したことのないケガと付き合いながら、海外メジャーに臨む

世界ランキング42位で日本人最高位(8月25日時点)の横峯さくらが、右肩痛に苦しむ中、フランスで11日に開幕する米メジャー最終戦「ザ・エビアン選手権」への出場を明らかにした。8月31日まで開催された国内女子「ニトリレディスゴルフトーナメント」(北海道・恵庭CC)を通算7オーバー、35位タイで終えた後に自ら語った。

「ザ・エビアン選手権」は昨シーズンから米国女子ツアーが格上げした「年間5戦目」のメジャー大会。格上げとともに、開催日程が日本ツアーのメジャーと同週に変更され、今年も国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」(兵庫県・美奈木GC)と同週開催となる。昨シーズンは、米ツアーを拠点とする宮里藍宮里美香上田桃子上原彩子以外の日本人選手は出場しなかった。

横峯は今シーズン当初に「海外メジャーをターゲットにする」と1年の目標を公言しており、4月の「クラフトナビスコ選手権」(59位)、6月の「全米女子オープン」(7位)に続く3戦目の米メジャー挑戦になる。

夏になって発症した右肩痛は、「初めて服用した」という痛み止めの効果があったものの、「(ケガを)気にしながらのプレーは難しい。ショットでは、ショートゲーム以外、80ヤードのアプローチからずっと気になった。体の(動きの)伝わり方が難しい」と、万全のプレーができない状態だ。薬をのんでいないと、右腕を少し上げただけでも痛くなり、夜は寝苦しいという。

「体が資本と改めて実感したし、ケガと付き合いながらプレーしなければいけない」と、今週は休養に充てて、回復を図るプラン。初志貫徹とはいえ厳しいスケジュールに挑む。

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