15歳新垣比菜、10位以内の目標達成し「70点」
2014/08/31 17:11
北海道で開催されている「ニトリレディスゴルフトーナメント」最終日、沖縄県の興南高1年、15歳の新垣比菜は3バーディ、3ボギー、1トリプルボギーの「75」で回り、通算1オーバーの7位タイと、目標にしていた10位以内を達成。ベストアマチュア賞に輝いた。
「うれしいです」。精悍さの中にあどけなさも残る笑顔がはじけた。「耐えたと思う。ショットが悪いわりに、スコアはまとめきれたかなと思う」と、最終日のラウンドを評価した。
ティショットが右に出るホールが多くなり、「17番からやっと自分のショットができた」と、我慢を強いられた戦いを振り返った。その17番では、残り70ヤードから56度のウェッジで打った第2打をピンそば1.5メートルにつけ、会心のバーディを奪取。同じスコアで並び、ベストアマチュア賞を争っていた高橋恵(佐久長聖高3年)を振り払った。
「ベストアマはすごく意識していた」と、ボードを見て高橋との同スコアを確認。気合いを入れ直して臨んだ17番だった。
悔やまれたのは、前半の6番(パー3)。ティショットを引っかけてグリーンを外すと、アプローチ、パットも寄らず入らず。6打をたたいてダブルパーとし、プロの試合で戦うには「ショットの安定性が必要」と課題を挙げた。
「グリーン回りの深いラフは、経験できないのですごくよかった」と3日間で得た収穫を語り、初日より最終日の方がうまく対応できたと自らの成長も感じ、宿題を少し残しているという夏休み最後の戦いを「70点」と採点した。(北海道恵庭市/片川望)