蛭田みな美と佐藤耀穂が決勝進出 橋本千里は敗退/日本女子アマ 準決勝
2014年の「日本女子アマチュアゴルフ選手権」は大会4日目の28日(土)、茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で準々決勝4試合および準決勝2試合を行い、佐藤耀穂(さとう・あきほ=埼玉栄高3年)と蛭田みな美(学法石川高2年)が、ともに初の決勝進出を決めた。
佐藤は午前中の準々決勝で、4月の「KKT杯バンテリンレディスオープン」で国内女子ツアー史上最年少優勝を飾った勝みなみ(鹿児島高1年)を4アンド2で破った良い流れを準決勝に持ち込み、三浦桃香(日章学園高1年)を4アンド3で撃破。序盤は劣勢だったが「前半上がり(2ダウンで迎えた8番から)のバーディ、バーディで、オールスクエアでハーフをまとめたのが自分にとって大きかった」と、後半の逆転に繋げた。
同大会には中学3年生から4年連続となる出場で、今年初めて父の弘さんをキャディに起用した。「ここまで来たら目指すは優勝。気を抜かず、楽しく回れたら」。172センチの長身、スラリと伸びた手足から繰り出されるドライバーショットを武器に初の日本一を狙う。
一方の蛭田は、準々決勝で今大会メダリストの権藤可恋(福岡一高卒)を4アンド3で破り、準決勝では前週の海外メジャー「全米女子オープン」で決勝ラウンドに進出した橋本千里(ルネサンス豊田高1年)を1アップで下した。
「全体的にドライバーショットが良くなくて、それをパターでカバーできた感じでした」。福島県出身の「みな美」は、昨今の“みなみちゃんブーム”について「いい気分はしませんでしたね」と正直に笑う16歳。予選のストロークプレーでは2日目に今大会ベストの「65」をマークしており「自分らしくやれれば良い」と自信と手応えは揺るがない。
大会は29日(日)に36ホールマッチプレーで争われる決勝戦と、18ホールでの3位決定戦が行われる。