2014年 サントリーレディスオープン

岡本綾子の指示で練習量アップ 工藤遥加が首位争いへ

2014/06/13 19:28
岡本綾子に師事してから約半年。その成果が着々とプレーにも見えてきた工藤遥加

兵庫県の六甲国際GCで開催中の国内女子ツアー「サントリーレディスオープン」2日目。プロ4年目の21歳、工藤遥加が5バーディ、ノーボギー「67」でプレーし、首位に2打差の通算6アンダー2位タイに浮上。18位タイからのジャンプアップで首位争いに飛び込んできた。

今季は、シーズン開幕から練習量を増加。3月「ヨコハマタイヤPRGRレディス」から指導を受ける岡本綾子から、量と質の両方を向上させた練習をするよう指示を受けたことが発端だった。「今までは自分が納得したら練習をやめていたけど、次の階段を上るまで練習しなさい、ということだと思う」と受け止め、連日、考えを巡らせながら遅くまで練習に励んだ。

それから半年が過ぎ、もっとも実感しているのはアプローチとパットの上達だ。この日の前半アウト、7番では5メートルのパーパットをねじ込むなどパーで凌ぎ続け、後半の5バーディへと繋げた。「今週はピンチもけっこうあったけど、3パットが無いので流れが切れていない」。その成果は、着実にプレーに現れつつある。

まだ“門下生”扱いではないとはいえ、携帯電話のメールなどを通じて技術面、メンタル面に至るまでのアドバイスを受け、この2日間は門下生たちも交えて夕食を共にした。「発奮材料になることが多くて、タメになっている。岡本さんは伝説的な存在。その人に教えてもらうことに価値がある」。良好な師弟関係が築けていることは、2日目までの内容が物語っている。(兵庫県神戸市/塚田達也)

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