上田桃子が豪快バーディ締め! 元ホームコースで2位浮上
2014/06/13 20:49
兵庫県の六甲国際GCで開催されている国内女子ツアー「サントリーレディスオープン」2日目。8位から出た上田桃子が5バーディ、1ボギー「68」でプレーし、首位に2打差の通算6アンダー2位に浮上。上がり3連続バーディのラストスパートで、3日目の最終組に飛び込んだ。
この日一番のハイライトは、終盤の16番、17番と連続で伸ばして迎えた、最難関の18番で待っていた。ティショットを左のフェアウェイバンカーに打ち込み、45ヤードの3打目を残したが、「最近はウエッジの練習をしていたし、そんなに嫌な感じじゃなかった」と、平常心で60度のウエッジを手に。迷い無く振り抜いた1打は直接カップへ消え、両手を高々と突き上げた。
かつては当コースを拠点とする江連忠ゴルフアカデミーの門下生として、長く腕を磨いてきた舞台。今季は賞金ランキング50位と低空飛行が続いているが、「コースを知っていることは、すごいアドバンテージだと思う」と、4年ぶりとなる元ホームコースでの戦いは上田にとって追い風となっている。また、昨年から本格的に、かつて同アカデミーで指導を受けていた中島敏雅コーチとタッグを再結成。長く試行錯誤を重ねてきたショットの修正も「最近は8割まで出来てきた」と、確かな感触を掴みつつある。
最終日の15日(日)は自身の28回目の誕生日。当日は神戸近郊で、関係者によるパーティが催される予定だ。初日を終えて、「(パーティを)最高の形でやれればいいですね」と口にしていた望みを、残り36ホールで現実のものにしたい。(兵庫県神戸市/塚田達也)