2014年 ほけんの窓口レディース

今季好調の原江里菜「今より上に行けるか」

2014/05/15 18:20
プロアマでの待ち時間に目土の山を丁寧にならす几帳面な一面を見せる原江里菜

今季9試合に出場し、トップ5入りが4度と好成績を残している原江里菜は、今週は福岡県の福岡CCで開催される「ほけんの窓口レディース」に出場する。

今年で2年目の開催となる大会だが、前身の「フンドーキンレディス」が行われた2012年大会から同コースを使用し、原はその年に6位。そして昨年の第1回大会でも6位に入った。

「相性がいいんですかね。たぶん、みんなが苦手と言うので私にもチャンスがあると思って頑張っているだけだと思いますよ」。結果的に6位に入ったが、原自身も高低差が激しく、ラフも深く、グリーンも硬くて速い同コースを得意だとは思っていない。

しかし、過去2年の結果は原にとっては大きな自信にも繋がっている。「グリーン周りとか、ショートゲームが凄く大事になるので、難しいパーパットを残さないような組み立てが要求されて、それが過去2年できたので、今年もしっかりと考えてプレーしたい」。

そのゲームプランは今季の好調さにも同様に表れており、賞金ランキングで5位につけている。しかし、現状に満足しきれない面もある。「今は予選落ちとかの心配はほとんどなく試合に出ていますが、今より上(優勝)に行けるかが不安になることもありますね。去年も良い時はトップ10とかありましたけど、どうやったら勝てるんだろうと考えるときもあります」。

2008年「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」のツアー初優勝以来6年間、優勝を果たしていないことが原の心には重くのしかかっている。調子の良い状態で挑む今週こそ、難コース福岡CCとの相性の良さも手伝って、勝利をたぐり寄せるか。(福岡県福岡市/本橋英治)

2014年 ほけんの窓口レディース