2014年 KKT杯バンテリンレディスオープン

自己ベスト更新の福田真未が単独首位で最終日へ

2014/04/19 18:42
ショットが左右にぶれず自己ベスト更新の「66」を出して首位に浮上した

今季2戦目、そして3戦目で2週連続初日首位に立ち注目を集めた福田真未が、第7戦「KKT杯バンテリンレディスオープン」では、2日目を終えて通算8アンダーの単独首位に浮上してきた。

1番で6メートルのバーディパットを決めると、14番までに7つのバーディを量産。17番は第2打のミスから唯一のボギーをたたいたが、プロ入り後の自己ベストスコア「66」をマークし、2位に1打差をつけ、ついに悲願の初優勝へ最短距離で最終日を迎えることに成功した。

この日バーディを奪った7ホールは、ピンの手前からが3回、奥から4回を1パットで決めた。全て左右にぶれることなく、アイアンショットの方向性は抜群だった。

「オフに調整をしっかり行ったことが、今日は効果が出たと思います」。これまでは、ショット時に下半身が伸び上がるクセがあったが、両足を上げない“ベタ足”での練習を取り入れ、矯正してきた。さらに「Tポイントレディスの経験が大きいですね。すごく自信になりましたので」と、生誕地の佐賀で開催された今季の第3戦で、3日間優勝争いに加わり3位になったことも糧にしている。

佐賀で生まれ、福岡で育った福田は「なんか九州の芝は相性がいいんですかね」と、熊本の芝を攻略した2日間を振り返り、微笑んだ。

最終日最終組でプレーするのは初めてだ。「こういうチャンスは滅多にないと思うので、後悔しないように思い切って振って、最後まで諦めないで頑張りたい」と、プロ4シーズン目での初勝利へ意気込んだ。(熊本県菊陽町/本橋英治)

2014年 KKT杯バンテリンレディスオープン