2014年 Tポイントレディス

ツアー初Vを狙う3人は失速 福嶋浩子は最後に痛恨の4パット

2014/03/22 19:51
福嶋浩子は最終18番で痛恨の4パット。ダブルボギーで最終日最終組の座も逸した

佐賀県の若木GCで開催中の「Tポイントレディスゴルフトーナメント」の2日目。いずれもツアー初優勝を狙う3人が、ムービングデーに苦戦を強いられた。

首位タイから出た福田真美と西山ゆかりは「75」、2打差で追う福嶋浩子は「73」とオーバーパーを叩き通算2アンダー。3人は揃って4位タイで並んだ。首位に浮上した森田理香子とは5打差に開き、明日の最終日を迎えることになった。

福嶋は後半17番まで6バーディ、5ボギーと出入りの激しい内容ながら森田に食い下がっていたが、3打差で迎えた最終18番(パー5)で痛恨の3オン4パット。「最終ホールは、カップが(指を小さく広げて)こんだけしかなかった。4回パットを打って、4回ともラインに打てなかった」と苦笑した。

グリーン奥10メートルから打ったバーディパットは、上りと下りが交じる傾斜を読み切れず2.5メートルショート。パーパットは1.5メートルオーバーし、返しも外してのダブルボギーで、自身初となる最終日最終組の座も逸した。

地元ギャラリーの声援を受けながらも、首位タイから出た福田真未は5打差4位に後退

西山は1番のバーディ発進で早々に単独首位に立ったが、「自分の気持ちの問題でスイングが出来なくなり、自分のスイングを見失ってしまった」と4番からの9ホールで7個のボギーを叩く乱調。「明日は伸び伸びプレーしてスコアを伸ばしたい」と気持ちの切り替えに務めていた。

一方の福田は、1つ伸ばして迎えた7番(パー5)のティショットを左に引っかけ、痛恨のOBから失速。10番から3連続ボギー、最終18番ではショートパットを外してのボギーに「最後に短いパットを外して悔いが残る」と肩を落とした。「地元ということで応援してくれる方もいたので、励みになった。スコアは悪かったけど、いいゴルフを見せようと精いっぱい頑張りました」と自らを鼓舞し続けたが、生まれ故郷で初優勝を遂げる願いは、最終日を前に黄信号が灯った。(佐賀県武雄市/塚田達也)

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