2014年 ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ

2週連続V争いへ 3打差の斉藤愛璃「優勝を狙いたい」

2014/03/15 17:31
開幕戦の2位に続き、今週も優勝争いを繰り広げる斉藤愛璃

今季開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」に主催者推薦で出場して2位に入り、今週の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」の出場権を得た斉藤愛璃が、高知・土佐CCでも2日目を「70」で回って通算1アンダーとし、首位と3打差の8位タイにつけた。

オフに集中的に取り組んだショートゲームと、トーナメント期間中も毎日欠かさず行っているトレーニングが着実に斉藤を押し上げている。失うものがないという精神状態もプラス要素だ。

初日の強風は収まったものの、2日目の朝は「体のキレがなくて、しっくりこない感じだった」と斉藤は打ち明ける。「自分の日じゃないなと。耐えて拾っていこうと思いました」。

4バーディ、2ボギーの18ホール。スコアカードには現れない1パットのパーは5回を数えた。「調子が悪くても、拾っていって結果的にバーディが来ればアンダーで回れる。はたからみれば、ショットも悪いし良いゴルフじゃなかったかも知れないけど、私にとっては良いゴルフでした」。自信に満ちた強い言葉がきらめいた。

昨年は33試合に出場して11戦連続予選落ちの屈辱も味わうなど賞金ランキング89位に沈み、年末のファイナルQTで得たランキングは47位。「出場できる試合数が限られているので、優勝を狙って自分のベストを尽くしたいです」。澄んだ瞳に、迷いの影は見られなかった。(高知県香南市/今岡涼太)

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