2013年 大王製紙エリエールレディスオープン

森田理香子、コースレコードで同組の横峯さくらを圧倒

2013/11/23 17:29
同組の横峯さくらも霞む(?)バーディラッシュ。今季4勝目に王手をかけた森田理香子

愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山で開催中の「大王製紙エリエールレディスオープン」の3日目。首位を4打差で追う森田理香子が、圧巻のプレーを見せた。9バーディ1ボギーでコースレコードを1打更新する「64」をマーク。通算12アンダーの単独首位に浮上し、6月「サントリーレディス」以来実に5か月ぶりとなる今季4勝目に王手をかけた。

賞金ランキング2位の森田が優勝賞金1,800万円を加算し、同トップの横峯さくらが3位タイ(2人まで)を下回った場合、約1,169万円差を逆転して森田が再びトップに返り咲く可能性がある。

同組で「68」と伸ばした横峯のプレーも、霞んでしまうバーディラッシュだった。スタートの1番から5メートル、8メートル、3メートルを沈めて3連続バーディで飛び出すと、5番(パー5)で2オン2パット、9番(パー5)では3打目を1メートルに絡めて5つ目。単独首位に立って後半に折り返した。

森田の勢いは止まらない。10番、11番とバーディを重ねると、15番では横峯が約20メートルのバーディパットをねじ込んだ直後、ピン奥15メートルから「スライス・フックの、ややこしいスネークライン」を入れ返す価値あるバーディ。ギャラリーの興奮は最高潮を迎えた。

横峯との同組対決は通算28回目。今シーズンは注目を集める2人だけに予選ラウンド初日でペアになることも多く、この日で10回目を数えた。「(ギャラリーの多さは)意識はしてしまうけど・・・自分に頑張れって言われていると思っています」。今シーズンの対戦成績も5勝4敗1分けと1つ勝ち越した。女王争いの渦中でライバルを圧倒した“1勝”の価値は、決して小さくない。(愛媛県松山市/塚田達也)

2013年 大王製紙エリエールレディスオープン