リコーカップ出場に前進！ 不動裕理が2位浮上

賞金女王と来季シード争いと並行して、次週の最終戦「リコーカップ」出場権争い（賞金ランキング上位25位以内）が演じられている今週の「大王製紙エリエールレディスオープン」。その渦中にいる同31位の不動裕理が2日目を「68」で回り、首位に1打差に迫る通算7アンダー、2位タイへの浮上を遂げた。

不動は現在、「リコーカップ」に16年連続で出場中。今年出場を果たせば、吉川なよ子が持つ17年連続の歴代トップの記録に並ぶだけに、とりわけ不動の動向に高い関心が寄せられている。圏内に入るには単独2位以上が最低条件となる中で、2シーズンぶりの優勝も現実味を帯びてきた。

「結局はパットですね」と、初日から2日続けて20台に抑えたパットにご満悦。好調なショットに対して長く悩みの種になっていたパットだが、解消への糸口となったのが前週の「伊藤園レディス」から使用するマレット型パター「テーラーメイド スパイダーマレット」だ。「たまたま合うパターが無い中で、据わりが良くて構えやすかった」との理由で手にした1本が、今週のスコアメイクを支える心強い武器になっている。

加えて、「宮崎（リコーカップ）に行きたいと思って2試合ぐらい増やしたけど、トーナメントのグリーンで毎日やれることで少しずつパットのイメージが出るようになった」と不動。現在は、定期的にオープンウィークを挟む不動には異例ともいえる6試合連続出場中。最終戦への意欲が、パットの調子を上げる好循環を生んでいるようだ。（愛媛県松山市／塚田達也）